こんにちは。アフィリエイターの皆さんは、ASPの広告主(企業側)が成果(成約)を不正に申告することができるのでは?と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、筆者が民間企業で働いていた時の実体験を基に、この疑問にお答えしようと思います。
結論:できる
まず結論から申し上げると「物理的には可能」です。広告主側はASP(ひいてはアフィリエイター)に対し、案件の成約結果をごまかし得ることができるでしょう。
筆者の実体験をお話しします。筆者はホテルの予約サイトを運営する企業で働いていたのですが、ある日先輩から、「予約済み」のトラッキングIDを抽出したcsvファイルと、「利用済み」のトラッキングIDを抽出したcsvファイルを渡されました。そして「これ、どっちにもあるIDの件数を抽出しておいて。」と指示を受けました。
つまり筆者がいた会社では、手作業で成約件数を報告していたということです。この時点ですでに、集計漏れや何かしらの意図が介在する余地はあります。(もちろん、社内のシステムで自動集計している会社もあると思います。)
上司「誤魔化すことってできないの?」やはり数字は偽装される恐れがある…
さらに話は続きます。ある日、会議でアフィリエイト広告費の支出が議題に上がりました。それを見て上司が一言。「これ、社内のシステムで、トラッキングIDを切ることってできないの?」
会議参加者がスッと引きました。「さすがにそれは…」と引き止めたので、さすがにこの愚行は実行されませんでしたが、このように…数字は、企業の社員の人たちの一存によって書き換えられてしまう可能性があるのです。
もちろんアフィリエイターからの申告で否認率が多かったりすると、ASP側が広告主側に問い合わせるなどして、事態が改善されることはあると思います。しかし立場上、ASPが広告主(企業)側に強く主張できないのもまた事実。いずれにしても完全なる性善説で、広告主がアフィリエイトの実績を完璧に正しく申告していると言い切ることは難しいのです。
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