近年、副業が注目されており、その手法として「ブログで稼ぐ」ことが、度々脚光を浴びています。
また”本業のブロガー”として活躍する人の存在もSNSやメディアに露出しており、『自分もブログをやってみたい』と思う方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、ブログの始め方やブログで稼ぐ方法について、本業・プロブロガー歴5年の筆者が解説します。
- はじめに
- ブログで稼ぐ方法は?
- ブログは無料でも有料でも作ることができる しかしより安全なのはレンタルサーバーを借り、ドメインを取得する方法
- サーバーを設置する(レンタルサーバーと契約する)
- ドメインを取得する
- WordPressをインストールする
- WordPressテーマを入手・インストールする
- WordPressの各種設定を行う
- 利用規約・プライバシーポリシー、お問い合わせフォームページなどを設置する
- Google Analytics(GA4)に登録し、設定を行う
- Google Search Consoleに登録し、設定を行う
- 記事を書く
- Google AdSenseに登録しサイトを申請する / ASPに登録する
- SNSなどにもアカウントを作成する
- おわりに
はじめに
「ブログ(Blog)」とは、「ウェブログ(Weblog)」の略で、個人や法人などがウェブ上に設置されたサイト内で、自身の考えや論評、日常の出来事などをつづるものです。厳格な定義があるわけではありませんが、代表的なものとして、芸能人が開設しているオフィシャルブログや、ガジェット好きなフリーランスが本業としてアフィリエイトや広告の収入を得るために運営しているガジェットブログなどが、挙げられるでしょう。目的は運営する個人や法人によって、様々です。お金を稼ぎたいという人ももいれば、同じ趣味の人や友達にただ見てもらいたいという人もいるでしょう。ブログを開設する前に、その目的・目標が何なのかをしっかりと定めることが重要です。
ブログで稼ぐ方法は?
ブログで稼ぐ方法は、複数あります。もちろん、自身の商品・サービスを読者に直接売り込むこともできますが、代表的なものとしては、ブログの中に貼ったリンクを通して商品を紹介し、その成約代金の一部を報酬として貰う仕組みの「アフィリエイト」や、ブログの中で配信する自動広告のクリック・閲覧数によって報酬を貰う仕組みの「Google AdSense(グーグルアドセンス)」などといった広告配信サービスが挙げられます。いずれにしても大半のブロガーが、記事を書いて広告主の商品を売ったり宣伝したりすることで、報酬を得ているのが実情です。ブログで稼ぎたいという初心者はまず、アフィリエイトやGoogle AdSenseを使って収益を得ることを目指すことをイメージすると良いでしょう。
ブログは無料でも有料でも作ることができる しかしより安全なのはレンタルサーバーを借り、ドメインを取得する方法
ブログは、無料でも有料でも作ることが可能です。無料の場合、レンタルブログサービスの「アメーバブログ」や「はてなブログ」「livedoor Blog」などを利用することが考えられます。
一方で有料の場合、「エックスサーバー」「mixhost」「ロリポップ!」「さくらインターネット」「カゴヤ・ジャパン」などといったレンタルサーバーと契約し、さらに、それぞれのサーバーを提供するサービスや「お名前.com」などのドメイン販売サービスで「ドメイン」を購入・取得するのが、主な方法です。
しかし、無料のレンタルブログサービスは、Google AdSenseや一部アフィリエイト(ASP)の審査の対象外です。また、突然サービスの提供が終了してしまい、サイトのデータが全て削除されてしまう危険性もあります。そこで筆者は、有料のレンタルサーバーを契約してブログを運営することを、お勧めします。
有料のレンタルサーバーを勧める点で怪しい話だと思われるかもしれないので補足しますが、実は”ブログの稼ぎ方”を紹介するほかのサイトでも、こういった形で有料のレンタルサーバーの利用を勧めているケースが大半です。その理由は、もちろんそれを本当におすすめしたいというのもありますが、サイトの運営者がレンタルサーバーをアフィリエイトとして紹介して成果報酬を貰っているから、というケースも多いです。ある側面から見れば、ブログ知識の乏しい初心者にいきなり有料のサーバー契約を勧めているという点において、批判され得る部分もあるかと思います。しかし筆者は、それを踏まえた上でも、やはり客観的な事実として現行では「レンタルサーバー契約+ドメイン取得」こそがブログで稼ぐために最適な手法であると考えるため、敢えてお勧めさせていただきます。但し、無理に有料でブログをスタートさせるべきだと考えているわけではなく、例えばゼロリスクでまずはブログ運営を体感したい、ブログを書く習慣を身に付けたいという場合などには、ぜひ無料の大手レンタルブログサービスをお使いください。
サーバーを設置する(レンタルサーバーと契約する)
ブログを作るにはまず、サーバーを設置しなければなりません。サーバーは、ホームページのデータを保管しておく入れ物のようなものとイメージしておけば良いでしょう。
サーバーは自前で作ることもできますが、それにはとても高度な技術・知識が必要なため、企業が提供しているレンタルサーバーを利用することをおすすめします。レンタルサーバーは月額や年額で料金を支払って契約するもので設備などは不要で、必要なものは費用だけです。月々数百円のものから数千円のものまで価格帯は様々で、特徴もそれぞれに異なっているため、自身のブログに適したレンタルサーバーを選びましょう。
筆者は、管理画面のわかりやすさやサポート体制・安定した稼働実績から、業界No.1シェアの「エックスサーバー」をおすすめしております。ここからは、同サーバーを利用した例で解説を進めていきます。
ドメインを取得する
続いてサイトの住所のようなものとなる、「ドメイン」を取得する必要があります。URLの一部を構成するものであり、https://に続いて使用する文字は、自分で選ぶことができます。また「.(ドット)」の後に続くドメイン名は、国際的に定められている多くの候補から選択可能です。具体的には「.com」「.net」「.jp」などが国内で人気ですが、それぞれで年額が異なるので注意が必要です。
WordPressをインストールする
サーバーとドメインの契約をしたら、サイトの実装に移りましょう。もちろん自分で全てのコーディングを行っていくこともできますが、それにはある程度高度な技術・知識が必要なので、簡単にサイトの構築・管理をすることができるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入しましょう。CMSにはいくつも有名なものがありますが、国内外で最も人気なのが、「WordPress(ワードプレス)」です。
WordPressは無料で使用することができます。また無料で使用できるテーマやプラグイン(機能を拡張できるツール)も多数提供されているため、カスタマイズすることにも長けています。
WordPressさえ使用すれば、WEBスキルに疎いという人でもあらかたのブログ運営・記事更新が可能となります。文章を書くのは好きだけどWEBサイトをいじるのは好きではない、といった人にはとてもおすすめのシステムです。
WordPressテーマを入手・インストールする
WordPressの導入が終わったら、WordPressの「テーマ」を入手して、サイトにインストールしましょう。
「テーマ」とは、ブログに基本的なデザインを反映させることのできるテンプレートのことです。
テーマを入れることで、そのテーマに沿った機能的・実用的なデザインが即座にサイトに反映されます。もちろん、その後にテーマをカスタマイズしていくことも可能です。
つまり、WordPressを導入したならば、無料・有料のものを問わず「テーマ」を入手して、WordPress内にインストールする必要があるということです。
WordPressの各種設定を行う
ここから、WordPress・テーマの各種設定を行っていきましょう。筆者がこれまでの数十サイトの立ち上げから導き出した、ブログの初期に最小限に行っておくべき設定は、以下の通りです。
- パーマリンクを設定する
- 各種プラグインをインストールする
- ブログタイトル・ディスクリプション(端的にサイトの内容をまとめた文章)を設定する
- ファビコン(サイトのアイコン)を設定する。
- CSSのカスタマイズで最適なサイトデザインを作る。
利用規約・プライバシーポリシー、お問い合わせフォームページなどを設置する
続いて、利用規約やプライバシーポリシー・免責事項のページ、お問い合わせフォーム(コンタクトフォーム)を設置したページを、作りましょう。これらはWordPressの「固定ページ」で作成し、PC・スマホ共通のフッターでリンクとして案内しておくことが望ましいでしょう。
利用規約やプライバシーポリシー・免責事項のページは、ブログを巡ってトラブルが発生しそうなときに、自身の身を守ってくれる大切なものです。またお問い合わせフォームは、読者や関係者からの指摘を受け付けるために必要なものでしょう。そしてこれらは、Google AdSenseやASPの審査を受けるときに必要になります。ルールを守ったサイトには、必須となるものです。
Google Analytics(GA4)に登録し、設定を行う
ここからは、Googleに関連した設定を行っていきます。まずはサイトのアクセス状況を把握するために、Google Analytics(グーグルアナリティクス)に登録しましょう。
Google Search Consoleに登録し、設定を行う
続いて、サイトや各ページを検索エンジンに拾ってもらうために、Google Search Consoleに登録します。サイトの認証を終わらせたら、必須ではありませんが、今度はサイトのクロール状況最適化に間接的に寄与すると言われている「サイトマップ」の登録をしておくことを、お勧めします。
記事を書く
ここまで来たらついに、記事を書く準備ができたと言えるでしょう。ちなみに、ここまでで骨が折れてしまうという方も多くいらっしゃると思うので、我慢できないという方は、WordPressのインストール直後から記事を書き始めて、それと並行して各種設定を行っていただいても構いません。
但し、初心者がやってしまいがちなのが、何をテーマにしたブログサイトにするのかなどを決めずに記事を書き進めてしまうことです。もちろん、今後記事を修正(リライト)したり消したりすることもできますが、あまりにちぐはぐな内容を書き続けていると、検索エンジンの評価が下がったり、サイトの軌道修正に時間がかかったりするので、掲載する内容をしっかりと計画してから執筆しましょう。
Google AdSenseに登録しサイトを申請する / ASPに登録する
ここまでで、ブログの立ち上げはほぼ終了したと言っていいはずです。あとは、ブログを運営する目的の一つである”稼ぐこと”を達成するために、Google AdSenseやASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)などの必要なサービスに登録しましょう。
SNSなどにもアカウントを作成する
ここまでで、いわゆる”ブログで稼ぐ”仕組みづくりはハコモノとして最低限完成したと言えますが、なにより肝心なのが集客です。現代はサイトへの流入経路が検索エンジン(SEO)以外にも多数あり、その代表例がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。可能な限り、TwitterやInstagramなどのSNSアカウントを作成・運用し記事リンクの投稿を行い、固定ファンの獲得などに努めていきましょう。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。ブログの始め方や稼ぎ方について、具体的な設定方法を含めて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
実際には、自身のブログサイトをさらに磨き上げるべく、これらの作業に加えてオリジナルで手を加える必要も出てくるはずです。自分の目標やスタイルに合わせて、WEBサイトや本、SNSなどで情報収集をしながらカスタマイズ・最適化をしていきましょう。
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